地番と住所って何が違うの?不動産の基本知識
- 鮫島亮太

- 2月4日
- 読了時間: 2分
はじめに
登記の書類を見たときに、「あれ?住所と違う番号が書いてある…?」と戸惑ったことはありませんか?実はこれ、「住所」と「地番」という、似ているようでまったく違う2つの表記があるからなんです。
ふだん生活している中ではあまり意識しませんが、不動産を売ったり、相続したりといったタイミングでは、この2つの違いを理解しておくことがとても大切です。
今回は、不動産の知識がなくてもわかるように、「住所」と「地番」の違いをやさしく解説します。
「住所」とは?ふだん使う住まいの場所
「住所」は、郵便物を受け取ったり、電気やガスの契約、住民票などで使われる、生活のための場所の表し方です。市区町村が定めた「住居表示制度」によって付けられていて、わかりやすさを重視しています。
たとえば、広島市西区高須2丁目2-1 というのが住所です。これは「町名+番地+号数」でできていて、建物単位で細かく設定されています。
「地番」とは?土地の“正式な番号”
一方で「地番」は、法務局が管理している“土地の番号”です。こちらは郵便や住民票には出てきませんが、不動産の売買や相続、登記などの法律に関わる手続きで使われる大事な番号です。
同じ場所でも、「住所」と「地番」は一致しないことが多く、たとえば「広島市西区高須2丁目2-1」という住所に対応する地番は、「広島市西区高須○番○」のように、登記簿上でしか確認できません(※実際の地番は登記簿で確認する必要があります)。
なんで違うの?その理由は
昔は「地番」がそのまま住所として使われていましたが、街が発展して家が増えてくると、「住所だけでは場所がわかりづらい」「配達がしにくい」などの問題が出てきました。
そこで生まれたのが「住居表示制度」。生活に必要な住所をもっとわかりやすく整理するために、新しく作られたルールです。
このため、いまでは「住所」と「地番」は別々に存在するようになったのです。
ひとつの家でも地番が複数ある?
少しややこしい話ですが、ひとつの家でも複数の地番にまたがっていることがあります。
たとえば、家本体がある土地と、駐車場やお庭の一部が別の地番になっているケースなどです。
こうなると、登記簿上では「2筆(ひつ)」として扱われ、それぞれに別々の地番が付いています。売却や登記のときには、両方の地番を漏れなく記載する必要があるので注意しましょう。
不動産の手続きをするとき、「住所と違う番号が出てきた」と慌てる前に、この違いを知っておけば安心です。
知らないと混乱しやすいポイントなので、知っておいて損はない知識です。




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